宝永六年。江戸城大奥にて女中のかよ(中野由美)が六代目将軍徳川家宣(三川裕之)の手打ちとなった。この事件は闇から闇に葬られ、かよが手打ちとなった納戸は‘開かずの間’となった。怨念が立ち込めたかの様な雰囲気を漂わせ、夜ごと異様な声が聞こえてくると噂されるこの部屋に近づく者はなかったのである。4年の歳月が過ぎたある日、越前守(織田俊彦)は家宣と鷹狩に出た折、背中に見事な刺青を彫ったお万(北見マヤ)を家宣に貢ぐ。家宣は大層喜び、以後すっかりお万の体の虜となるのだったが…。
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